避妊・去勢手術

避妊・去勢手術を行う
メリット

1性ホルモンに関連した
病気の予防が可能

避妊・去勢手術を行うことで、性ホルモンが関係するさまざまな病気の予防につながります。以下が代表的な病気です。

  • 女の子がかかりやすい病気

    • 子宮蓄膿症:子宮の中に細菌感染が起こり、膿がたまる重篤な病気
    • 子宮内膜症:子宮内膜の異常で炎症や痛みを引き起こす病気
    • 乳腺腫瘍・乳腺炎:乳腺にしこりや炎症が起こり、腫れや痛みが出る病気
  • 男の子がかかりやすい病気

    • 前立腺肥大:加齢やホルモンの影響により前立腺が大きくなり、排尿や排便がしづらくなる病気
    • 肛門周囲腺腫:肛門周囲の分泌腺が増殖してしこりを形成する、主に未去勢のオス犬に多い良性の腫瘍性の病気
    • 会陰ヘルニア:肛門周囲の筋肉が弱くなり、臓器が脱出する病気

2発情によるストレスの
軽減が可能

発情期にみられる落ち着きのなさや鳴き声、食欲の変化などのストレスを軽減し、より穏やかに日常生活を送れるようになります。

避妊・去勢手術を行う
タイミング

  • メス犬は1回目の発情が来る前(半年齢位の子が多い)に手術をすることで乳腺腫瘍の発生率を下げることができます。(高い予防効果が期待できます)
    オス犬は小さいうちに去勢手術を行うことによって尿道が細くなる可能性があるため、10か月から1歳半頃の手術が推奨されています。

  • メス猫は1回目の発情が来る前(半年齢位の子が多い)に手術をすることで乳腺腫瘍の発生率を下げることができます。
    オス猫は小さいうちに去勢手術を行うことによって尿道が細くなる可能性があるため、10か月から1歳半頃の手術が推奨されています。

※将来的に繁殖を希望されない場合は、体への負担が少ない時期に避妊手術を検討されることをおすすめします。特に女の子は、発情中は出血しやすくなるため、発情期を避けて手術を行うのが安心です。

避妊・去勢手術の流れ

  1. Step01

    診察

    手術前には診察を行い、全身状態の確認と術前検査を実施して健康状態を確認します。検査内容は、血液検査(血球計算・生化学検査・血液凝固検査)及び心電図検査です。
    あわせて、手術当日の流れや事前の準備についてもご説明いたします。

  2. Step02

    手術日前日

    前日の夜までは、食事・お水ともに普段どおり与えてください。ただし、夜12時以降は食事を控えていただきます。水は当日まで飲んでいただいて問題ありません。

  3. Step03

    手術日当日

    手術当日は、早朝6時以降はお水も与えないでください。当院では、12時間以上の絶食・6時間以上の絶水の状態で手術を行います。手術前に食事や水を摂取してしまうと、麻酔後に吐いてしまう恐れがあるため、必ず絶食・絶水をお守りください。ご来院後、まず診察で健康状態を確認したうえでお預かりします。手術に備えて事前に点滴を行うため、午前9時にご来院ください。

  4. Step04

    お迎え~退院

    お迎えの時間は、手術実施の時間や手術内容、麻酔の覚醒の状態や麻酔中の状態によって異なりますので、手術が終わり次第、お電話にて飼い主様にご連絡し、お迎えの予定を立てさせていただきます。

避妊・去勢手術の際の
ご注意事項

  • ペットの体調に変化がある場合は、必ず事前に獣医師へお申し出ください。
  • 手術日の変更・キャンセルをご希望の場合は、手術日前日の午前中までにご連絡をお願いします。
    (手術当日、飼い主様のご都合により手術が延期となる場合、すでに麻酔薬などの準備を行っているため、麻酔薬料(ペットの体重に応じた費用)をお支払いいただきます。)
  • お預かり時およびお迎え時には、獣医師または看護師より手術内容や退院後の注意点についてご説明いたします。
  • 診察の順番に沿ってお呼びしますので、時間に余裕をもってご来院ください。
  • その他、ご不安な点やご不明な点がございましたら、いつでも獣医師までお気軽にお尋ねください。

避妊・去勢手術後の
ご注意事項

  • 手術後は基礎代謝が約30%低下するとされ、太りやすくなります。肥満は関節炎や靱帯損傷、糖尿病などの原因となるため、体重管理が重要です。
    (動物は一度体重が増えると減量が難しいため、月1回の体重測定や、避妊・去勢後用の低カロリーフードの利用をおすすめします。)
  • 女の子では、避妊手術後に尿漏れが起こることがあります。これは女性ホルモンの低下により膀胱の締まりが弱くなるためで、主に大型犬にみられ、発生率は約5%とされています。尿漏れが認められた場合は、ホルモン剤による治療が必要となることがあります。
  • 避妊・去勢手術は全身麻酔下で行うため、健康な動物であっても、まれに麻酔に伴うトラブルが起こる可能性があります。